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子宮内膜症体験談 / 発見から治療(投薬〜手術)まで

漫画の1話目から読みたい方はこちら

ちょっと生々しいお話なのでブログに書くか迷ったのですが、
以前の私と同じように悩んでいる人の参考になったらいいなと思って書いてみることにしました。

目次

大量の不正出血と病気の発覚

元々、私の生理はこんな感じでした。

  • 25〜28日間周期
  • 生理痛(腹痛)が初日〜2日目にある(痛み止めでやり過ごせる程度)
  • 経血量やや多め

きっかけは、2014年初夏のある日。
突然、不正出血が始まり3日間様子見するも止まらなかったことでした。

この時の不正出血の量が通常の生理1回(1週間)分が1日で出てしまうような量で(体感でですが)、
さすがに怖くなり、生まれて初めて産婦人科へと足を踏み入れたのでした。

不正出血については、低容量ピルを処方され治療することに(飲んだら割とすぐ治りました)。

ただ、この時の診察で卵巣の腫れ(右側約3cm)が指摘されました。
おそらく「多嚢胞性卵巣症候群」とのことで、経過観察をしていくことになりました。

  • この時はまだ子宮内膜症の診断つかず。

子宮内膜症治療① 低容量ピル(ヤーズフレックス)

時は流れて2018年夏。
結婚を機に千葉へと引っ越し、かかりつけの産婦人科も変わることになりました。

ここでもやはり卵巣の腫れ(両側3〜4cm)が指摘されました。
ただ、診断結果は前の病院と異なり、おそらく「チョコレート嚢胞」だろうとのこと。

  • チョコレート嚢胞は子宮内膜症の一種です。
    何らかの理由で子宮内膜が卵巣に存在し、生理と同様に出血するのに、卵巣は血を排出できないため、嚢胞が大きくなってしまいます。

5年前から腫れの状態が続いていることもあり、治療を開始することになりました。
この時の治療方法は、低用量ピル(ヤーズフレックス)の服用でした。

上手く効けば、生理を止めるので、卵巣にある子宮内膜の出血も止めることができます。

そうしてヤーズフレックスを試すこと約半年間。

毎晩決まった時間に薬を飲まなければならない面倒臭さはありましたが、
幸いなことに、大した副作用もなく続けることができました。

ただ、毎月の生理は止まらず、定期検診でも卵巣の腫れは変わらないまま…。
この治療はやめることになりました。

子宮内膜症治療② 漢方(桂枝茯苓丸)

次に試すことにしたのは漢方でした。

先生からは「次はもう少し強いピルを使っての治療を試そうと思っている」と言われましたが、
その分副作用も強く出る可能性があるとのことで怖く感じ、以前から気になってた漢方を試したいと伝えました。

桂枝茯苓丸を飲むこと約4ヶ月、結果は変わらず…。

私は薬を飲み続けることに疲れてしまい
「薬を飲んでも状態が変わらないなら、飲まなくても一緒なのでは?」という考えから、
一旦治療をお休みして、半年に1回の経過観察だけを続けることにしました。

子宮内膜症治療③ 手術

そんな状況が変わったのが2023年2月。
転職し、産婦人科に行ける曜日が変わったことで、担当の先生も変更になった時でした。

いつものように超音波検査を受けたところ、両側卵巣の腫れが4〜5cmとまた少し大きくなったことが発覚。

新しい担当の先生から「これはもう手術して病巣を取った方がいいと思いますよ」と言われ、
私も薬を再開するより手術した方が早そうだと納得。

3月には手術前検査も兼ねてMRIを受け、正式に「チョコレート嚢胞」の診断がつき、
4月の中旬に腹腔鏡手術を受けることになりました。

手術では、両側卵巣の病巣部分だけを摘出し、卵巣の機能に影響はないとのこと。
また、手術中に子宮筋腫も見つかり、これも合わせて取ってもらうことができました。

  • 手術の詳細については、また別記事にまとめようと思います。

術後、1週間、2週間、1ヶ月、3ヶ月、半年と期間を空けての経過観察も問題なし。

そしてついに、
先生から「経過観察も本日で終了です。また何かあった時には来てくださいね。」と言われ、
約10年にわたる子宮内膜症とのお付き合いに別れを告げることができました。

現在

手術後、現在の私の生理はというと、

  • 25〜26日間周期
  • 生理痛(腹痛)が初日〜2日目にある(痛み止めでやり過ごせる程度)
  • 経血量やや多め

昔とほぼ変わりがない状況です、笑
(手術で生理痛が軽くなることも期待したのですが…、残念。)

それでも、自分の体から病気が一つなくなったというのは、やっぱり嬉しいことだなと思います。

もし、今、投薬治療と手術で迷っている人がいたら、個人的には手術をおすすめします。
手術は怖いしリスクもゼロではないのですが、薬を飲み続ける面倒さよりラクだったので。

以上で、私の子宮内膜症体験談は終わりです。

この記事を読んでくれたあなたの健康を心より願っています。

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